![]() (C) cafef ![]() |
ベトナム国家銀行(中央銀行)の取引所は25日、米ドル売値を1USD=2万4850VNDから10VND(約0.04%)ドン高へと調整し、1USD=2万4840VNDとした。中央銀行のドル売値切り上げは3週連続となる。
中央銀行は1週間前の18日に、米ドル売値を1USD=2万4860VNDから10VND(約0.04%)ドン高へと調整し、1USD=2万4850VNDとしていた。売値切り上げは今回で今年3回目。
中央銀行は年初から10月24日まで、6回にわたりドル売値を切り下げていた。6回分を合わせた切り下げ幅は1720VND(約7.4%)。
通貨ドンの対ドル為替相場は最近、ドン高に転じている。米ドルが国際市場で下落したことが響いた。米ドルの総合的な強さを表す「米ドル指数(DXY)」は105.91ポイントで、11月初めから▲5%pt下落した。
中央銀行は同日、対USD銀行間為替レート(中銀公定レート)を、前日の1USD=2万3671VNDから2VNDドン高に調整し、1USD=2万3669VNDとした。各商業銀行が提示する為替レートもドン高に振れた。
公定レートの許容変動幅は±5.0%であるため、現在商業銀行が提示できる為替レートは1USD=2万2485VND~2万4852VNDの範囲となる。
闇市場の為替レートは24日に100VNDドン高に調整された後、25日には50VNDドン安に振れ、1USD=2万4920VND~2万4980VNDとなっている。