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2025年のベトナム映画市場は、チケット販売数が7000万枚を超え、興行収入が過去最高となる約5兆6000億VND(約340億円)を記録した。前年と比較して興行収入は+24%増、チケット販売数は+29%増となり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年と比較しても+35%以上の大幅な増収となった。この規模は、東南アジア地域においてインドネシアに次ぐ第2位となっている。
国内映画が市場を牽引
2025年のベトナム映画市場全体の売上のうち、国内映画が62%を占め、市場を牽引する原動力となった。興行収入上位10作品はすべてベトナム映画であり、トップの「Mua Do(英題:Red Rain)」は約7140億VND(約43億円)を記録し、歴代最高の興行収入となった。
また、国内映画1作品あたりの平均興行収入はコロナ前の3.8倍に増加している。一方で、一部の作品が大ヒットを記録する半面、多くの作品の興行収入は200億~500億VND(約1億2000万~3億0300万円)にとどまっており、映画投資には依然としてリスクが伴う現状も浮き彫りになった。
観客の動向と今後の課題
韓国系シネマコンプレックス最大手のCJ CGVベトナム(CJ CGV Vietnam=CGVベトナム)の発表によると、ベトナム人の映画館での年間平均鑑賞回数は0.7回で、安定して増加している。しかし、シンガポール(1.3回)やマレーシア(1.0回)と比較するとまだ低く、成長の余地を残している。
また、同社の調査から、観客は公開直後に映画館へ足を運ぶのではなく、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での評価や口コミを待ってから、チケットを購入する傾向が強まっていることが明らかになった。市場のさらなる拡大に向けては、観客の嗜好を的確に捉えた大作の制作が求められている。
ベトナム映画市場の好調な回復を背景に、CJ CGVベトナムの業績も大きく伸びている。2025年の同社の売上高は前年比+22%増の約2536億ウォン(約270億円)、営業利益は同+42%増の約374億ウォン(約40億円)に達し、ベトナム進出以来の過去最高益を記録した。2025年末時点で同社はベトナム国内に84館、482スクリーンを展開している。ベトナム事業は同社のグローバル事業の中で韓国、中国に次ぐ第3の売上規模でありながら、営業利益はインドネシアの2.4倍、中国の3.2倍に上るなど、最も高い収益性を誇る市場となっている。
・ シネコン最大手CGVベトナム、過去最高益 国内映画が寄与 (2026/02/11)

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