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- 2015年に初めて調印、内容を修正・補足
- 友好関係と包括的な協力関係の強化目指す
- 15年の協定で生じた問題の解決にも貢献
ラオスを公式訪問したグエン・ホン・ジエン商工相は8日、同国のマライトーン・コンマシット(Malaithong Kommasith)商工相と会談し、2024年のベトナム・ラオス貿易協定に調印した。
同協定は2015年に初めて調印された。両国は今回、3年間の交渉を経て、協定内容の修正・補足で一致し、現在の状況に適した新たな協定に調印した。
新たな協定は、ベトナムとラオスの特別な友好関係と包括的な協力関係の強化を引き続き目指す。また、2015年に調印されたベトナム・ラオス貿易協定の実施後に生じた問題の解決にも貢献する見込みだ。
2023年におけるベトナムとラオスの貿易総額は前年比▲4.3%減の16億3000万USD(約2500億円)に減少した。このうち、ベトナムからラオスへの輸出額は同▲18.7%減の5億3300万USD(約810億円)、ラオスからベトナムへの輸入額は同+4.7%増の11億USD(約1670億円)だった。
2024年1~3月期におけるベトナムとラオスの貿易総額(推定値)は前年同期比▲1.8%減の4億1780万USD(約640億円)となった。このうち、ベトナムからラオスへの輸出額は同+16.0%増の1億4830万USD(約225億円)、ラオスからベトナムへの輸入額は同▲9.5%減の2億7000万USD(約410億円)だった。