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- 不動産金融商品の開発加速
- パートナーシップネットワーク拡大
- ワンストッププラットフォーム構築へ
不動産価値評価アプリ「シティックス・バリュエーション(Citics Valuation)」を開発する地場スタートアップのシティックス(Citics)はこのほど、プレシリーズAラウンドで国内外の投資家から210万USD(約3億0700万円)の出資を獲得した。
出資したのは、地場のティエンベト証券[TVS](Thien Viet Securities)とアイベトベンチャーズ(AiViet Ventures)。
このほか、既存株主であるシンガポールのバルプス・ベンチャーズ(Vulpes Ventures)、ベトナム・インベストメンツ・グループ(Vietnam Investments Group=VIG)も出資している。
今回の調達資金は、不動産金融商品の開発の加速や、全国規模でのパートナーシップネットワークの拡大に充てられる。シティックスはベトナムの不動産取引市場に対応するワンストッププラットフォームの構築を目指している。
シティックスは創立者 兼 最高経営責任者(CEO)のチャン・ミン・ロン氏によって2018年に設立された。ロン氏は、米系経済誌「フォーブス・ベトナム(Forbes Vietnam)」が2018年に発表した、ベトナムの30歳未満の重要人物を選出する「30歳未満の30人(30 Under 30)」にも選出された。
同社は現在、全国30省・市で事業を展開しており、4000以上のエージェントパートナーとネットワークを構築している。