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- フレイザーズと提携、フンイエン省に建設
- 敷地面積17万m2、27年完成予定
- 1日あたりの商品処理能力最大700万個
電子商取引(eコマース=EC)大手ショッピー(Shopee)の配送サービスを提供するSPXエクスプレス(SPX Express、旧名:ショッピーエクスプレス=Shopee Express)は28日、シンガポール系不動産開発大手フレイザーズ・プロパティー・ベトナム(Frasers Property Vietnam)との間で、北部紅河デルタ地方フンイエン省に東南アジア最大級の自動仕分けセンターを建設することを目的とした戦略的提携を結んだ。
同センターは、フンイエン省イエンミー郡(huyen Yen My)のイエンミー工業団地でフレイザーズが運営するイエンミー・インダストリアルセンター(Industrial Centre Yen My)内に建設され、敷地面積は17万m2となる。2025年7~9月に着工し、2027年10~12月の完成を予定している。
最新の自動仕分けシステムを導入し、1日あたりの商品の処理能力は最大700万個となる見込みだ。2層構造のクロスドックを採用し、バース158か所と仕分け拠点700か所以上に接続することで、業務効率を最適化し、配送時間の短縮を目指す。
同センターは、物流需要の拡大に応えるだけでなく、数千人規模の雇用を生み出し、フンイエン省の経済成長や国内物流インフラの強化にも貢献すると期待されている。
なお、SPXとフレイザーズの協業は今回が2回目で、年初には東南部地方ビンズオン省のビンズオン工業団地(BDIP)内で総面積10万6000m2の自動仕分けセンターが完成した。