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- 輸出を祝うテープカットセレモニー開催
- タインハー郡には3300haのライチ畑
- 年間収穫量は3万5000〜3万8000t
北部紅河デルタ地方ハイズオン省タインハー郡産のライチが30日、日本へ輸出された。2025年度では日本市場向けの初出荷となり、輸出を祝うテープカットセレモニーが催された。
同省商工局のチャン・バン・ハオ局長によると、伝統的な主要市場である中国向けには年間1万5000〜2万tを出荷しており、米国、日本、オーストラリア、英国、EUなど高級市場向けの輸出も拡大している。国内消費も年間約2万tに達しており、ハノイ市やホーチミン市など主要都市が中心となっている。
タインハー産ライチはEUで地理的表示(GI)保護を受けており、国内でも知的財産権が保護されている。
現在、タインハー郡には約3300haのライチ畑があり、年間収穫量は3万5000〜3万8000tとなっている。輸出用として、中国、オーストラリア、日本、米国、タイ向けに計167の栽培地コードが発行されている。
2025年におけるハイズオン省全体のライチ栽培面積は約8800ha、収穫量は約6万tを見込んでいる。このうち、タインハー郡の収穫量は約3万8000tとなる見通し。