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- ビンパールとロンバンが協力覚書締結
- 乗馬文化と関連産業の構築を目指す
- ロンバンはハノイで競馬場案件を展開中
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社で、国内トップの観光・リゾート・娯楽ブランドであるビンパール[VPL](Vinpearl)はこのほど、地場ロンバン(Rong Vang)社との間で、競馬産業の開発に関する協力覚書(MOU)を締結した。
締結式は、VICが北部紅河デルタ地方ハイフォン市のブーイエン島で開発中の超富裕層向け高級都市区「ビンホームズ・ロイヤルアイランド(Vinhomes Royal Island)」内にある乗馬専門学校「ビンパール・ホースアカデミー・ブーイエン(Vinpearl Horse Academy)」で開催された。
今回の提携を通じて両社は、ベトナムにおける持続可能で高品質な乗馬文化と関連産業の構築を目指す。主な取り組みには、馬術の専門トレーニング、馬の売買、国際基準のイベント開催などが含まれる。
ロンバン社は、◇富裕層向け市場の開拓、◇全国63省・市で展開する販売代理ネットワークの運営、◇乗馬スポーツに関する広報活動や国際イベントの開催、◇業界全体の持続可能な成長戦略策定の4つの主な役割を担う。
乗馬・競馬という新たな産業の開発を通じて、投資誘致や雇用創出、GDPへの貢献などの経済効果が期待されており、両社は、同産業をベトナム経済の新たな成長分野として位置づけ、多角化とサービス産業の高度化を推進していく方針だ。
なお、ロンバン社は韓国の複合企業チャームビット(Charmvit)と協力し、ハノイ市ソックソン郡でレジャー施設を併設した競馬場開発プロジェクトを展開中。同案件は敷地面積125haで、投資総額は9兆5770億VND(約530億円)となっている。