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- 首相、ベトナム市場への参入計画を歓迎
- ボルトによる健全な競争と雇用創出に期待
- 20年にタイ、24年にマレーシアに進出
エストニアを公式訪問したファム・ミン・チン首相は、エストニア系の配車アプリ「ボルト(Bolt)」のグローバル公共政策部門責任者エフゲニー・カバノフ(Jevgeni Kabanov)氏と会見し、ベトナム市場への参入計画を歓迎した。
首相は会見で、交通・輸送分野のデジタル変革とシェアリングエコノミーを推進するボルトの取り組みを評価した。人口1億人超のベトナム市場は商機に富み、電子商取引(eコマース=EC)が急成長している点を指摘し、ボルトのベトナム事業に便宜を図ることを約束した。
首相はまた、ボルトによる健全な競争と雇用創出に期待を寄せるとともに、同社が都市部から農村部へと段階的に事業を展開することに加え、新たな分野への事業拡大も検討することを望んだ。また、ホーチミン市と連携し、速やかに認可を取得するよう指示した。
ボルトのベトナム進出に関連し、首相は関係機関に対し、ホーチミン市当局と連携して所定の手続きを早急に処理するよう指示したと述べた。
ボルトは現在、世界約55か国でサービスを展開しており、利用者数は2億人以上に上る。東南アジアでは2020年にタイ、2024年にマレーシアへの進出を果たした。
ボルトは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を活用して運転手を募集するなど、ベトナム進出に向けた準備を加速している。