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- 商社STXと有機質肥料のミグァンが契約
- 手始めに200t輸出、月1000tに拡大へ
- スマート農業技術などにも輸出品目拡大
海運や物流事業などを手掛ける韓国の商社STXと、有機質肥料を製造する韓国のミグァン(Mee-kwang)はこのほど、ベトナムに対する有機質肥料の試験的な供給に関する契約を締結した。
手始めに200tを輸出し、その後は月1000tへの拡大を目指す。輸出の際は、STXのB2Bプラットフォーム「トロリーゴー(TrollyGo)」を使用する。
「トロリーゴー」は、原材料や生産財の企業間取引を、オンラインショッピングのような操作性で簡単に行うことができるプラットフォームだ。今回の輸出契約では、製品の登録からバイヤー探し、輸出契約の締結まで、全過程をトロリーゴーで行った。
有機質肥料の需要に関して、ベトナムでは年間を通して作物の栽培が可能な気候などにより、需要が継続的に増加している一方、韓国では春の農繁期に集中する。このためミグァンにとっては韓国で需要が落ち着いた肥料の供給を、ベトナムに振り向けることができるというメリットがある。
STXの関係者は「今後は有機質肥料以外の肥料や営農資材、スマート農業技術などにも輸出品目を拡大していきたい」と述べている。