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- 「ベトナムのAI、未来の創造」の一環
- AIスタートアップを対象にプログラム実施
- ダナンでハッカソンも開催
米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での人工知能(AI)スタートアップ支援と労働者へのAIスキル普及を目的とした新たな取り組みを発表した。これは、2024年に始動した包括的な取り組みである「ベトナムのAI、未来の創造」プログラムの一環となる。
スタートアップ支援では、AI分野で起業する企業を対象に以下の2つのプログラムを実施する。
◇「Google for Startups AI Bootcamp 2025」:ホーチミン市で3日間にわたり開催される。約100社の200人の開発者が、生成AI(GenAI)を活用した製品開発や資金調達準備、イノベーション思考などを学ぶ。
◇「Google for Startups AI Solutions Lab 2025」:南中部沿岸地方ダナン市のIC設計・人工知能研究訓練センター(DSAC)で4日間のハッカソンが開催される。50社が地域課題を解決する生成AIソリューションを開発し、上位10チームには9月に開催予定のグーグル主催のAIイベントで成果を発表する機会が与えられる。
プログラムの参加者はコワーキングスペースを6か月間無料で利用できるほか、持続可能な事業展開のサポートを受けることができる。
また、労働者向けのAI教育では、自主学習型のAI講座「Google AI Essentials」(全10時間)のベトナム語版を導入する。生成AIのプロンプト作成、責任あるAI活用法、生産性向上などを学ぶことができ、AI時代に備えた人材を育成する。