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- 新たなバス路線37路線の入札完了
- 600台のうち256台が電気バス
- 30年までにクリーン燃料車に切り替え
ホーチミン市交通公共事業局傘下の公共交通管理センターは、2025年中に運行開始予定の新たなバス路線37路線の入札を完了した。バス計600台を投入する計画で、このうち約300台が電気バスおよび圧縮天然ガス(CNG)バスとなり、公共交通のグリーン転換を加速させる狙いがある。
今回入札が完了した37路線のうち、大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)が35路線を落札した。残り2路線は、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンバス・エコロジー輸送サービス(ビンバス=Vinbus Ecology Transport Services)が落札した。
フタバスラインズは35路線・557台のバスを運行し、このうち256台が電気バス、301台がディーゼルバスとなる。一方、ビンバスが運行する2路線では、全43台のCNGバスを投入する。
現在、ホーチミン市のバスネットワークは138路線・2221台で構成されており、このうち160台が電気バス、528台がCNGバスで、全体の約3割がクリーン燃料車となっている。今回、約300台のクリーンバスが追加投入されることで、その割合は4割近くに拡大する見込みだ。
同市は2030年までに全てのバスを再生可能エネルギーを動力とする車両に切り替えることを目指しており、サービス品質と路線網の改善も進めている。今回落札された路線については、2025年7月に契約締結後、同月中に運行開始となる予定だ。