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- PVFセンターで国内最大スタジアム着工
- W杯予選など国際大会の開催基準満たす
- 開閉式ドームとハイブリッド芝を採用
ベトナム公安省は、北部紅河デルタ地方フンイエン省で10月19日、PVFスタジアムの起工式を開催した。完成すれば、6万人収容の国内最大規模のスタジアムとなり、最新の開閉式ドーム技術や最先端のテクノロジーなどが導入される。式典には、ベトナム共産党のトー・ラム書記長やレ・タイン・ロン副首相、チャン・クアン・フオン国会副議長らも出席した。
同スタジアムは、同省ギアチュー村(xa Nghia Tru)にあるPVFユーストレーニングセンターの敷地内に建設する。公安省が投資主を務め、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の住宅開発最大手ビンホームズ[VHM](Vinhomes)が建設を担当する。
スタジアムの面積は5万5000m2で、収容能力は6万人。A~Dの4つのスタンドに加え、テクニカルエリア、セキュリティエリア、メディアコントロールセンター、プレスエリア、選手用エリア、VIPエリア、厨房エリアなどを併設する。スタジアム外には、屋外広場と18haの駐車場も備えている。スタジアムは国際サッカー連盟(FIFA)の基準に従って設計されており、ワールドカップ予選や地域の国際大会を開催する水準を満たしている。
同スタジアムは、米国テキサス州にあるAT&Tスタジアムを参考に設計されており、国内初の開閉式ドーム技術が導入される。ドームの屋根は12~20分で開閉が可能とされている。ピッチは天然芝に人工芝を絡めたハイブリッド芝を採用し、耐久性と排水性に優れ、メンテナンスも容易となっている。
ハイブリッド芝は取り外しと移動が容易なため、スタジアムの用途が広がり、スポーツだけでなく、文化・社会イベントの開催に利用しやすくなる。また、スタジアムは大型LEDモニターや最新の音響・照明システムも完備する。
※記事提供:ベトナムフットボールダイジェスト+