![]() (C) Hannah Clover / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0 |
商工省は、「2030年までのアウトレットモデル開発計画と2045年までのビジョン」を承認した。
同計画は、2030年までにベトナム国内で少なくとも1つのアウトレットモデルを形成し、法的枠組みの整備や各地の計画への反映を進めることを目標としている。消費を刺激するとともに、観光・貿易・サービスの発展を図り、ベトナムの小売市場の競争力を高める狙いがある。
3つの開発モデルと試行目標
計画では、市場条件に応じた3つのモデルを設定している。賃貸面積3万~5万m2の「高級アウトレット」は、オープンモール型を採用し、中級・高級・ラグジュアリーブランドを集積させ、大都市や観光地、高速道路や空港などの交通の要衝となるエリアの付近に配置する。
賃貸面積5000~2万5000m2の「都市・郊外型アウトレット」は、日常的な買い物需要に対応する。
また、賃貸面積1万5000~5万m2の「複合型アウトレット」は、住宅やオフィス、娯楽などの機能を備えた複合施設内に整備する。
2030年までに試行モデルにおけるベトナム製品の割合を30~40%以上とすることを目指すほか、国家ブランド製品や一村一品(One Commune One Product=OCOP)の5つ星認定製品などを対象に、少なくとも10グループの「国家特産ギフト」を開発する方針だ。
重点地域と市場管理の強化
展開地域としては、ハノイ市の主要高速道路沿い、ホーチミン市の高速道路沿いや東南部地方ドンナイ市のロンタイン国際空港周辺のほか、南中部地方ダナン市中心部からホイアン街区(phường Hội An、旧クアンナム省ホイアン市)へ続く沿岸道路、南中部地方カインホア省カムラン街区(phường Cam Ranh)や南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(đặc khu Phú Quốc、フーコック島)などの海洋観光の中心地を候補に挙げている。
投資家の選定にあたっては、財務能力や小売チェーンの運営経験、ベトナム製品の販売へのコミットメントなどを重視する。
あわせて、商工省傘下の国内市場管理開発局(DMS)を中心に、商品の原産地や価格表示の点検、密輸や偽造品の防止といった市場管理体制の強化も進める。
なお、先行試行地域に選定されたホーチミン市では、隣接するドンナイ市のロンタイン国際空港を利用する観光客の誘致を見据え、高速道路沿いでの開発を想定している。
参入事業者には、50以上の国際ブランドの公式販売権や、中級・高級小売チェーンまたは免税店を5年以上運営した実績、初年度の入居率85%以上の達成が求められる。また、売場面積の30%以上をOCOPなどの高品質なベトナム製品に割り当てることが求められる。
・ ホーチミン:アウトレット試験展開へ、外国人観光客の消費拡大狙う (2026/08/27)
・ 30年までに主要5地域でアウトレット開発、観光消費拡大へ (2026/04/16)
・ ハノイ:国内初のアウトレットモール設置を計画 (2023/02/06)

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