日本政府は21日、ベトナム政府との間で「ハイフォン港税関機能強化計画」の実施のため8億6100万円を限度額とする無償資金協力を行うことに関する書簡の交換を行った。
この計画は、テロ関連物品をはじめとする社会の安全安心を脅かす物品などに対するベトナム税関当局の水際での取り締まり能力の向上を目的とするもの。ベトナム北部最大の輸出入取扱量を誇るハイフォン港に大型エックス線貨物検査機材と関連施設を整備する。これにより、現在手作業で行われている通関検査が迅速化すると期待されている。
日本政府は昨年10月にも、「ホーチミン市タンカン・カットライ港税関機能強化計画」への無償資金協力を行っている。