日刊工業新聞によると、精密機械器具の大東工業株式会社(京都府宇治市)は、ビンホア市に太陽光発電パネル製造の後工程ラインを一貫生産する100%子会社を設立した。
投資額は2億円に上り、アジアだけでなく北欧、中東など全世界への出荷の拠点にしていく。売上高は2012年に5億円、13年に10億円を見込んでいる。
大東工業は宇治市内を中心に展開している太陽光パネルの後工程ラインの中堅メーカー。近年は顧客がよりコストの低い海外生産にシフトし、韓国製などに切り替える動きをみせている。同社はこれに対応して、ベトナムで半自動化、国内で完全自動化ラインの二極体制を築いていく方針。