![]() (C) ラクオリア創薬 ![]() |
医薬品の研究開発などを手掛けるラクオリア創薬株式会社(愛知県名古屋市)は、同社が韓国のCJヘルスケア株式会社へ導出した胃食道逆流症治療薬「tegoprazan」について、CJ社が地場ビメディメックス医薬品[VMD](Vimedimex)との間でサブライセンス契約を締結したことを明らかにした。これにより、ラクオリア創薬は一時金を受領することが確定した。
「Tegoprazan」は、ラクオリア創薬が創出した新しい作用機序の胃酸分泌抑制剤。既存の第一選択薬とは異なるメカニズムで速やかかつ持続的に胃酸分泌を抑制することから、既存薬に代わる新しい酸関連疾患治療薬となることが期待されている。今回の契約締結により、CJ社はベトナムにおける「tegoprazan」の販売開始時期を2021年と予想している。
ラクオリア創薬はCJ社に対し、「tegoprazan」を含む胃酸分泌抑制剤について、2010年9月に東アジア地域、2014年11月には東南アジア地域を対象とした開発・販売および製造の再実施許諾権(サブライセンス権)付き独占的ライセンス契約を締結している。