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プリント配線板の製造・販売などを手掛ける株式会社京写(京都府久世郡)の連結子会社である京写ベトナム(Kyosha Vietnam)は、北部紅河デルタ地方ハナム省第3ドンバン工業団地でかねてより進めていた生産準備が完了し、2021年1月より販売を開始する。
京写ベトナムは、自動車分野向けを中心に需要増が見込まれる両面プリント配線板の生産体制の強化と、高品質な製品のグローバル供給体制の構築を目的として設立されたもの。
京写は、2019年1月に京写ベトナムを設立し、同年6月に工場を起工。今年3月に工場が完成し、同月に電子部品の製造・販売を行う株式会社エヌビーシー(岐阜県大垣市)と資本業務提携を結んだ。10月には生産設備やユーティリティーなどのセットアップを完了した。
なお、京写ベトナムの資本金は1500万USD(約15億6000万円)で、京写が93.3%、エヌビーシーが6.7%を出資している。敷地面積は3万5044m2、工場面積は1万2934m2(第1期)。生産品目は、両面銅スルーホール基板、アルミ基板、4層板で、生産能力は4万m2/月(第1期)となっている。