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- 国家栄養研究所と作成支援の契約締結
- ベトナムと日本の産官学が連携して普及へ
- 10月から和光堂のベビーフード輸出販売
アサヒグループ食品株式会社(東京都墨田区)は9月28日、ベトナム国家栄養研究所との間で、「ベトナム版離乳実践ガイド」作成の支援に関する契約を締結した。
アサヒグループ食品は2023年7月から、国際協力機構(JICA)による中小企業・SDGsビジネス支援事業として、ベトナムの産官学と連携し「ベトナム国The First 1000 daysの母子保健改善ビジネス化実証事業」に取り組んでいる。
ベトナムでの離乳食の実態や、日本のベビーフードについての受容性などの実証調査を実施しており、そこから得られた課題や知見も踏まえ、ベトナム保健省が正式に「ベトナム版離乳実践ガイド」を作成し、ベトナムと日本の産官学が連携して普及を進める計画だ。
「ベトナム版離乳実践ガイド」では、日本の「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に、世界保健機関(WHO)や国連児童基金(UNICEF)のガイドラインに準拠した離乳食の進め方や養育者支援の考え方についてまとめる方針で、2025年中の完成を目指す。
完成後は、保健医療従事者の研修を実施したうえで、各地域のヘルスセンターなどで養育者に離乳食の支援をすることでベトナム国内での普及を図る予定だ。
また、4月からテスト販売していた和光堂ブランドのベビーフードの販路を広げ、10月から正式に輸出販売を開始する。