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- 23年、オフショア開発センター設立
- TOGISの外販ビジネスの共同促進でも合意
- FPT、SAPエンジニア50人体制に強化へ
ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)と、東邦ガス株式会社(愛知県名古屋市)の100%子会社である東邦ガス情報システム株式会社(TOGIS、愛知県名古屋市)は5月9日、ドイツのソフトウェア開発会社であるSAPのパブリッククラウドERPソリューション「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を中核とするSAPビジネスを共同で推進していくことに合意した。
両社は2023年、エネルギー・ユーティリティ分野における安定したIT人材の確保とデジタル技術によるイノベーションの創出を目指したオフショア開発センターを南中部沿岸地方ダナン市に設立した。以降、事業開発パートナーとして様々な共創モデルの議論を積み重ね、TOGISの外販ビジネスを共同で促進することで合意している。
TOGISは、東邦ガスの事業と顧客向けのコンサルティング・システム開発、情報インフラ整備(データセンター事業)などのサービスを提供しており、今後の方針として外販ビジネスを加速させることを目指す一方、リソースの課題も抱えていた。
一方のFPTは、今後2年間でSAPエンジニアを50人体制に強化する計画だ。
なお、この取り組みでは、FPTジャパンホールディングスの子会社でコンサルティング領域を担うFPTコンサルティングジャパン株式会社(東京都港区)を中心に、営業体制とデリバリー体制の立ち上げを支援していく。