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- 国際協力と包摂的な多国間主義を推進
- 24年会議で「パートナー国」の枠組み導入
- 正式加盟せずに協力関係を拡大する目的
ベトナム外務省は14日、ベトナムが新興経済国グループ「BRICS」のパートナー国に正式承認されたことを明らかにした。発展途上国の声や役割を高め、国際協力と包摂的な多国間主義を推進することを目的としている。
外務省のファム・トゥー・ハン報道官は、「BRICSとのパートナー関係は、独立・自主・多様な外交関係を重視するベトナムの一貫した外交方針に沿ったもので、国際連合、東南アジア諸国連合(ASEAN)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、主要国首脳会議(G7)拡大会合、金融・世界経済に関する首脳会合(G20)拡大会合、経済協力開発機構(OECD)などの多国間フォーラムへの積極的な関与とも一致する」と述べた。
同日、2025年のBRICS議長国を務めるブラジルも、ベトナムのパートナー国入りを正式に発表した。ブラジル側は、約1億人の人口と活発な経済成長を背景としたベトナムのアジアにおける存在感と、南南協力および持続可能な発展への貢献を評価した。
ベトナムは、ベラルーシ、ボリビア、キューバ、カザフスタン、マレーシア、タイ、ウガンダ、ウズベキスタン、ナイジェリアに続く10か国目のBRICSパートナー国となる。この「パートナー国」の枠組みは、2024年にロシアのカザンで開催されたBRICS首脳会議で導入されたもので、正式加盟を伴わずに協力関係を拡大することを目的としている。
現在のBRICSメンバーは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)、インドネシアの10か国となっている。