三菱電機株式会社、三菱商事株式会社および三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の3社は、ハノイ市とホーチミン市の国営病院に高効率のインバーターエアコン約1000台導入し、病院全体の省エネ化、ならびに、それを実現するためのエアコン運転技術のシステム化を目的とする実証事業を開始する。実施期間は2014年1月から2015年2月までの予定。
同事業は、昨年12月に独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)により採択された地球温暖化対策技術普及等推進事業の一つ。同事業では、複数台のインバーターエアコンを効率的に連携制御するエネルギーマネジメントシステム(EMS)を開発する。
さらに、換気に伴う熱損失を低減する全熱交換器(ロスナイ)も同時に導入することにより、温室効果ガス排出削減効果や省エネルギー効果などについて、技術・システムの有効性を実証すると共に、国営病院における省エネの推進と院内空気質の向上を図る。