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ITアウトソーシングサービスやグローバル人材の紹介などを手掛けるパソナテックベトナム(Pasona Tech Vietnam Co., Ltd.、ホーチミン市)は、株式会社日産テクノベトナム(ハノイ市)及びハノイ工業大学と人材育成に関する産学連携協定を締結し、自動車工学や3DCADなどの専門性の高い技術者を育成する「先進技術者育成プログラム」を9月3日より開始する。
28日、同プログラムの調印式がハノイ工業大学で行われ、パソナテックベトナムのゼネラルディレクター橋本弘則代表をはじめ、日産テクノベトナムの西出宏人社長、ハノイ工業大学のチャン・ドク・クイ学長らが参加した。
自動車業界では、生産拠点を海外に拡大していく中で、現地における高い技術力を持った優秀なエンジニアの確保が急務となっている。一方でベトナム人学生やエンジニアの多くも、豊富な教育研修内容と高い技術力を有する日系企業への就職を希望している。
こういった現状を受け、パソナテックベトナムと日産テクノベトナムは、基礎的な技術力に加えて、自動車業界で働くエンジニアに求められる技術のトレンドなどを習得できる高度な専門教育プログラム「先進技術者育成プログラム」をハノイ工業大学に提供し、同大学生を対象に、先進的な自動車設計・開発技術のスペシャリストを育成していく。
更に両社は、同プログラム修了者の中から優秀な人材を自社社員として採用するほか、パソナテックベトナムは日産テクノを対象に、エンジニアリング業務の委託・派遣サービスを提供。日本勤務を希望する技術者に対しては、日本でのキャリアデザインをサポートする。
パソナテックベトナムは、これまでに400名を超える「来日型派遣サービス」で培った日本語・ビジネスマナー教育や採用ノウハウを活かし、同プログラム全般の運営と評価制度を構築していく。また日産テクノベトナムは、技術系講座を提供し、インターンシップによるOJTの機会を提供していく。両社は同取り組みを通じて、年間50名の技術者の育成・輩出を目指す計画だ。
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