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株式会社百五銀行(三重県津市)とホーチミン市開発銀行(HDバンク＝HD Bank)は29日、日系進出中小企業のサポートを目的としたジャパンデスクのオープニングイベントをホーチミン市1区にあるHDバンク本店で開催した。
オープニングイベントでは、百五銀行の上田豪頭取がスピーチを行い、「チャイナプラスワン・タイプラスワンとして日系企業にとって有力な投資先となっているベトナムで、日本と海外で培ったノウハウを生かし、日系進出企業の発展、更には日越の友好関係構築において総合アドバイザーとしての役割を担っていきたい」と述べた。
また、HDバンクのレ・ティ・バン・タム会長は、「伝統ある百五銀行と提携できたことは光栄。両行で協力して信頼性の高いサービスを提供し、ますます発展していきたい」と語った。
HDバンク本店2階に開設されたジャパンデスクでは、ベトナムに進出している日系企業及びベトナムへの進出を検討している日系企業に対して、◇口座開設、◇流動性管理、◇融資、◇プロジェクトファイナンス、◇輸出入取引、◇インターネットバンキング、◇財務や投資に関するアドバイスなど、充実した金融商品・サービスを提供する。このほか、日系企業には金利・手数料の優遇も適用される。
ジャパンデスクにはベトナム人スタッフ4人が常駐し、日本語での対応も可能。日本語での問い合わせは、まずはメール＜japandesk@hdbank.com.vn＞で受け付ける。
百五銀行は今後、HDバンクのネットワークを活用し、ベトナム全域でより充実した現地金融サービスを提供すると共に、日系進出中小企業をサポートしていく方針だ。
なお、百五銀行とHDバンクは、1月に日系進出企業支援を目的とした業務提携に関する覚書を締結。百五銀行は取引先への総合的金融サービス支援や投資セミナーの開催、トレーニーの派遣・受入などの人的交流を展開していき、HDバンクはジャパンデスクを新設し、日系企業の金融サポートにあたることで合意した。
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