ベトナムの消費者リサーチサービス「Q&Me」<http://qandme.net>を運営する株式会社Asia Plus(東京都世田谷区)は、「日本に行ったことがある」または「日本に行く予定がある」20歳以上のベトナム人300人を対象に、「旅行形態」や「滞在期間」、「滞在中の楽しみ」、「情報入手経路」、「訪問場所」などの面から日本旅行に関する調査を実施した。
◆旅行形態は56%がツアー利用、滞在期間は36%が4~6日間
旅行形態に関しては、「個人旅行」と回答した人は29%に留まり、「ツアー」と回答した人は全体の56%という結果になった。また、滞在期間については全体の36%が「4~6日間」と回答し、ベトナム人旅行者の特徴として「ツアーを利用し短期間で旅行する」傾向が見受けられた。なお、訪日未経験者の滞在予定期間と訪日経験者が実際に滞在した期間を比べると、訪日未経験者は訪日経験者よりも長い滞在期間を予定していることがわかり、滞在期間に対する理想と現実のギャップが明らかになった。

◆滞在期間中の楽しみは「日本食を食べる(69%)」、「美しい景色を観る(68%)」
滞在期間中の楽しみについては、「日本食を食べる(69%)」、「美しい景色を観る(68%)」という回答が最も多かった。滞在時期としては「3~4月」が「花見の季節」という理由で最も人気が高く、続いてテト(旧正月)休暇を利用して「雪の季節」の「1~2月」に日本を旅行する人が多いことがわかった。
◆情報入手経路はフェイスブックかウェブサイト
情報入手経路に関する質問では、「フェイスブック(54%)」、「ウェブサイト(43%)」が上位を占める結果となった。具体的には、フェイスブックページの「カムニャンニャットバン(Cam nhan Nhat Ban)」や、ウェブサイト「ズーリックベト<dulichviet.com.vn>」を利用する人が多く、「ガイドブック(22%)」という回答は下位で、日本人よりもオンラインを使って情報を入手する人が多いことがわかった。
◆訪問場所は東京が圧倒的人気
訪問場所では、「東京(69%)」が圧倒的な人気で、続いて「大阪(38%)」、「京都(37%)」、「広島(26%)」という結果になった。また、訪日経験者と未経験者では、訪日経験者の方が東京以外への地域(京都や神戸)への訪問意欲が高いことが明らかになった。
なお、同調査に関する詳細データは下記URLより閲覧可能となっている。
https://qandme.net
・ ベトナムのEC市場、消費者の67%が「利用経験あり」 (2016/07/20)
・ ベトナム人大学生のデジタルライフ調査、65%がスマホ所有 (2015/05/19)
・ ベトナム人の化粧に関する調査、44%が「定期的に化粧」 (2015/02/12)
・ ベトナム人の仕事観調査、好きな上司の条件は「リーダーシップ・責任感・公平な評価」 (2014/12/17)
・ ベトナム人のFacebook利用状況調査、半数が1日3時間以上利用 (2014/11/19)
・ 2大都市の性格特性比較調査、南は「明るくのんき」、北は「礼儀正しく正直」 (2014/11/05)
・ ベトナム人の親日度調査、「日本食」と「テクノロジー」に強い関心 (2014/10/21)
・ ベトナム人のメッセージアプリ利用状況、9割がフェイスブックを利用 (2014/09/30)

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