北部ハタイ省人民裁判所は8月29日、ハノイ市在住のグエン・ティ・ミン・ヒエン被告(32歳)に傷害罪で懲役18年の刑を言い渡した。
自分の夫がハタイ省在住の女性ド・ティ・ライさん(22歳)と不倫関係にあり、子供までもうけたと疑っていたヒエン被告は、2006年10月10日、濃度の高い塩酸を準備すると子供2人と一緒にハタイ省のカフェで夫のグエン・テー・ズンさん(35歳)と会った。ヒエン被告はズンさんに対し、ライさんの生後数カ月の子供トゥンちゃんの出生証明書を見せるよう要求したが、ズンさんはこれを拒絶、両者は激しい口論となった。
逆上したヒエン被告は、トゥンちゃんを抱いたライさんが通りかかるのを見つけるや否や、持参していた塩酸を2人に浴びせかけた。大やけどを負ったトゥンちゃんは10日後に死亡、ライさんは一命を取り留めたものの障害の残る大けがをした。