韓国中部にある忠南(チュンナム)大学のベトナム人研究員兼講師のグエン・チュン・タインさん(28歳)が10月28日夜から行方不明になっている。タインさんの担当教授が同月31日に地元警察に捜索願いを出し、11月2日には在韓ベトナム大使館も調査依頼の文書を警察に送付した。現在、警察が行方を捜しているが、手がかりはまだ見つかっていないという。
タインさんと同居していた友人によると、タインさんは10月28日夜9時ごろ別の友人と大学の研究室に行き、在韓国ベトナム人留学生のウェブフォーラムに参加していた。しかし翌朝2時ごろ、この友人がタインさんの研究室をのぞいたところ、パソコンや上着などが置き去りにされたまま、タインさんがいなくなっていた。地元警察によると、同地域は治安がよくこうした事件は珍しいという。