ホーチミン市警察は7日、北部ナムディン省出身でホーチミン市ソンタン工業団地の守衛ファム・コン・トー(27歳・男)を児童誘拐殺人の容疑で逮捕したと発表した。
12月22日から市内の小学校に通う男児ティン君(9歳)の行方が分からなくなり、3日後の25日に家族のもとに北部弁の男の声で身代金5000万ドン(約36万円)を銀行口座に振り込むよう脅迫電話があった。警察はティン君の失踪と同時期に行方が分からなくなった近所に住むトー容疑者に目星を付けて追っていたが、今月4日同容疑者の故郷ナムディン省の銀行で脅迫犯の指定した口座から身代金を引き出そうとした容疑者逮捕に成功した。
取り調べに対しトー容疑者は、自宅に遊びに来たティン君を言葉巧みに連れ出し、12月22日午後8時30分ごろ東南部ビンズオン省の建設現場で首を絞めて殺害し、遺体を近くの池に捨てたと供述した。顔を見られているので、いずれ殺すつもりだったという。ティン君の遺体は5日、供述通りの場所で発見された。