ベトナム航空のハノイ発成田行き旅客機が、ネズミのせいで出発が4時間以上も遅れるという珍事が発生した。この飛行機はボーイング777型機で、7日夜ベトナム中部のダナン市からハノイまでをVN316便として運行し、同日23時55分にハノイから日本の成田空港に向けVN954便として出発する予定になっていた。
ところが、同機がハノイのノイバイ空港に着いた際、乗客の一人が機内でネズミを目撃したと証言したため、急きょ日本へのフライトは不可能となり、ベトナム航空の職員が総出でネズミ狩りを行う騒ぎとなった。結局、深夜1時ごろになって一匹のネズミが捕獲され、飛行機は明け方4時に日本に向けて飛び立った。
このネズミはその特徴からペット用であると見られ、乗客が隠して機内に持ち込んでいたものが脱走した可能性が高いという。なお、動物の機内への持ち込みは原則として禁止されている。