北部クアンニン省ウオンビー町警察はこのほど、ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン)傘下のナムマウ石炭社の経理担当者、警備員、倉庫係員、運転手ら13人を、業務上横領の疑いで逮捕した。
この事件はウオンビー町警察が10月30日、13.35トンの石炭を乗せたナムマウ社のトラックがディエンコン港に向けて出発した後、港付近で別の業者に石炭を転売しているのを発見したことから発覚。このトラックの他にも多くの同社のトラックが同様の転売を行っていることが分かった。
警察の捜査により、ナムマウ社の経理担当者や警備員らとディエンコン港の担当者が結託して石炭を横流しし、それを隠ぺいするため虚偽の書類を作成していたことも分かった。この方法で不正に転売された石炭は数百トンに上るという。