東南部ドンナイ省人民委員会のファム・ミン・ダオ報道官は9日、ベダン社の未処理排水垂れ流し問題に対する同省資源環境局の幹部職員の責任について、同局の調査結果を同委員会に提出するよう指示したと明らかにした。また同省人民委は、人民委幹部の責任についても調査し、グエン・タン・ズン首相に報告するとしている。
資源環境局は、ベダン社の違反行為が長年にわたって続いたことについて行政側の管理責任を調査するよう首相の指導があったことから、環境保護支局、資源環境局査察部、同局幹部らを対象とした調査をこれまでに6回行っている。
資源環境局によると、ベダン社は現在も活動中で処理後の排水が環境基準をまだクリアできていないという。そのため同社はENTEC環境技術センターの協力のもと、自動測定機器の設置準備をはじめとする環境保護対策案の立案を進めている。同社は秘密裏に設置した排水管1482メートルや排水ポンプなどをすでに撤去したという。