12日午後、ホーチミン市フーニュアン区グエンバンチョイ通り106番地で建設中のオフィスビル「センターポイント」の高層階の工事現場から大型のボルトが落下し、下に駐車していたタクシーの後部ガラスを直撃する事故が起きた。事故当時車に人は乗っておらずけが人はなかった。このタクシーの運転手ブイ・バン・ヒエンさん(42歳)は、工事現場の責任者から割れたガラスの値段の半額を弁償すると示談の申し出を受けたが断ったと話している。
付近の住民らによると、この工事現場で落下事故が起きたのは今回が初めてではなく、4月初めには落下した鉄板が通行人を直撃しそうになったこともあったという。この建物の周囲にはバスの停留所やタクシー乗り場があり人の往来が激しいにも関わらず、15階部分まで建設が進んだ今も適切な落下防止措置が取られていない。