交通運輸省はこのほど、ハノイ市と北部クアンニン省を結ぶ鉄道(イエンビエン~ファーライ~ハロン~カイラン間)建設案件の第3パッケージ(ファーライ~ハロン間)の入札プロセスを調査するとして、このパッケージを落札した韓国のLS産業システムとの契約交渉を停止するよう鉄道局に指示した。
これより前、同省幹部は別の政府機関から第3パッケージの入札プロセスの正当性に疑いがあるとの通報を受けていた。また、この入札に参加した共同企業体CRSCS-CTTEからも入札プロセスの調査を求める文書が出されていた。
CRSCS-CTTEの指摘によると、鉄道局は交通運輸省の投資決定の内容に変更して入札計画を立案し、同省の承認を得る前に入札を実施していたという。LS産業システムはこの入札案件を4240億ドン(約20億8000万円)で落札していた。