中部トゥアティエン・フエ省フーロック郡ロックビン村では、政府が認めた計画地域以外での違法なチタン採掘が行われている。採掘しているのはトゥアティエン・フエ鉱産社で、同社は土地買い上げ交渉を専門に行う人を雇って住民との交渉にあたらせ、土地を買い上げていた。交渉係のある社員は「我々は買い上げ面積に応じた歩合制で賃金をもらっている。この約2年間に数十ヘクタールの土地を買い上げた」と話した。
1ヘクタール当たりの取引価格は約2400万ドン(約10万円)とされる。しかし、土地を引き渡しても住民がその代金を受け取れないケースが相次いでいる。領収書の署名が偽造されていた場合も少なくない。トゥアティエン・フエ鉱産社は、現場の工場長には代金を送金済みだが、さまざまな理由で支払いが遅れていると弁明している。
ロックビン村人民委員会のブイ・ゴック・ガー主席は「省当局がチタン採掘を許可してから村での採掘が始まったが、いずれも計画地域以外の場所で、村当局を介さず企業と住民の合意によって土地の取引が行われている」と話し、近く省人民委に介入を求めて違法なチタン採掘を中止させる予定だとしている。
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