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ハノイ市のアカデミー・オブ・ジャーナリズム・コミュニケーションの社会科講師グエン・ティ・ミン・トゥエット女史がこのほど、ベトナムの教科書はジェンダーステレオタイプの表現や描写が目立つという研究結果を発表した。タインニエン紙(電子版)が報じた。
現在全国の小学校で使用されている10冊の国語教科書を対象に、教科書のイラストに登場する人物の職業と性別を調査したところ、警察官やパイロット、医者、科学者などが全て男性であるのに対し、女性は主婦や教師、縫い子、清掃員、農民などが殆どで、教師以外に知識を必要とする職業に就いていないことが明らかとなった。また、男性の登場人物が社会で活躍する華やかな人物が多いのに対し、女性が登場する場所は常に台所や庭などで、社会進出とは程遠い描かれ方をしているという。
トゥエット女史は、現在の教科書では男性が知識と体力を必要とする仕事に就き、女性は自宅で家事をするという偏った考えを子供に植え付けてしまうと指摘し、このままでは男女の機会均等実現の妨げになると警鐘を鳴らした。
これに対して、教育訓練省教育部は現在、小学校を含む全学級で使用する教科書の改訂を検討しており、今後必要と判断した場合は教科書改訂を行うとコメントした。
・ ベトナムの「女性の進出度」後退、男女の所得格差が拡大傾向 (2013/03/12)
・ アジア太平洋の女性社会進出度調査、越は14か国・地域中5位 (2012/03/08)

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