(C) Tuoitre 写真の拡大 |
ホーチミン市は国内でも教育施設が多い都市として知られているが、全国からの労働者が集まる経済の中心でもあるため、労働者の多い地区ともなると、小学校一クラスの児童数が40人を優に超えるところもある。22日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
市内でも特に児童数が多い小学校としては、◇アンホイ小学校(ゴーバップ区)、◇レバンタム小学校(タンフー区)、◇第1ビンチ小学校(ビンタン区)などが挙げられる。このうち、アンホイ小学校には現在、4320人の児童が通っており、一クラス当たりの児童数は46人で、教育訓練省が定める基準の35人を大きく上回っている。
登下校の時間には、校内は児童達で、校門の前は迎えに来た保護者達で溢れかえるため、同校の職員が総出で、「交通整理」を行わなければならない。ある教師は、「拡声器を使って指示していると、まるで交通警察にでもなったかのような気分です」と語った。
また、同校では「交通渋滞」の発生を避けるため、授業の終了時間もクラス毎で15~30分ずつずらしている。なお、校庭には全児童が一度に整列するスペースがないため、入学式や終了式などは参加する児童の数を制限して行っているという。