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保健省傘下の中央熱帯病院は4日、米国政府の支援を受けて完成した「微生物遺伝子バンク」の開設式を開催した。同施設で使用する遺伝子保存用の冷凍設備などは、米国政府が同国国防省傘下の国防脅威削減局 (Defense Threat Reduction Agency=DTRA)を通じて提供したもの。4日付ベトナムプラスが報じた。
同施設は、約20台の遺伝子保存用冷凍庫を備え、ベトナムで最大の遺伝子保存施設となる。この冷凍庫では1台当たり約2万種の微生物が保存でき、10年以上の保存が可能となっている。
国内の病院はこれまでにも研究のために微生物を保存してきたが、技術不足やシステムの不備により、微生物を大量に保存することや長期保存することが出来なかった。今回の微生物遺伝子バンクの開設は、微生物による感染症の予防および治療法の研究に大きく寄与すると期待されている。