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世界中の言論・報道の自由を主張するジャーナリストによる非営利組織「国境なき記者団」(本部:フランス・パリ)は12日、「2014年度 報道の自由度ランキング」を発表した。それによると、ベトナムは180か国・地域中174位となり、昨年の172位から順位を2つ落とした。なお、日本も昨年の53位から59位に後退している。
同ランキングは、世界各国・地域における報道の自由度をランキング化したもので、検閲の状況、法的枠組み、透明性、インフラなどの項目に基づいて採点している。
ベトナムは、ブロガーやジャーナリストの拘束・逮捕者数が中国に次ぐ世界2位。ベトナム国内では現在34人のブロガーが拘束されているが、このうち25人がグエン・フー・チョン共産党書記長の就任以降に拘束されている。また、日本は数年前までは世界トップクラスの報道の自由度と評価されていたが、福島第一原発事故に関する情報のあり方が問われて以降、大きく順位を落としている。
なお、同ランキングの世界トップは、昨年と同様フィンランド。以下、オランダ、ノルウェー、ルクセンブルク、アンドラ公国と続いた。一方、最下位はエリトリアで、これに北朝鮮、トルクメニスタンなどが続いた。
東南アジアでは、ブルネイの117位がトップ。以下、タイ(130位)、インドネシア(132位)、カンボジア(144位)、ミャンマー(145位)、マレーシア(147位)、フィリピン(149位)、シンガポール(150位)、ラオス(171位)、ベトナム(174位)となっている。