(C)Vietnamnet,Thanh Huyen、チョーライ病院守衛室 写真の拡大 | |
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ホーチミン市のチョーライ病院は、市内や近隣各省からの通院患者が多く出入りし、入院患者も多い。そのため毎年テト(旧正月)が近付くと、スリや窃盗、詐欺などの犯罪グループが暗躍する場となっている。
こうした状況に対処しようと、同病院の経営陣は2014年12月初旬に、院内各所に監視カメラ200台を設置することを決めた。しかし監視カメラを設置してからあっという間に犯罪グループは対策を編み出した。彼らはカメラの位置を把握し、死角に入って犯行に及んでいるという。
とはいえ、監視カメラを設置してからスリ被害は明らかに減少している。1回目はうまくやり過ごせたとしても、2回目には発見される可能性が高い。彼らは2~3人グループで、病院内を行ったり来たりして、対象者を探している。
病院守衛室のチャン・クー室長によると、犯罪グループの対象になるのは周囲に気を配らない人や自分だけは大丈夫と自信たっぷりの人だ。刺青をした40歳過ぎのやくざが入院していた際、自分が狙われるはずがないと公言していたが、実際には財布をすられてしまったという。