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ベトナム科学技術研究所傘下の生態生物資源研究所の科学者は5月、紅河デルタ地方ハイフォン市カットバー島でフィールドワークを実施し、キョウチクトウ科(Apocynaceae)の希少植物「ホヤ・ボニイ(Hoya bonii)」の生息を100年ぶりに確認した。
ホヤ・ボニイの木は、ハート形をした厚くて硬い葉と、ピンク色の「しべ」と5枚の白い花弁が星形に並んだ小さな花冠を持つ。
ベトナムにのみ生息するとみられる同植物は、1884年に北部で初めて標本化された。その後、1912年にフランス人植物学者が同標本に基づいてこれを新種の植物として発表してから、今回の発見まで生息は確認されていなかった。当時の標本は現在、フランス・パリの博物館で保管されている。