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万国郵便連合(UPU)主催の第46回世界手紙コンテストの国内大会で、南中部沿岸地方ダナン市ハイチャウ区タイソン中学校2年生のグエン・ドー・フエン・ビーさんが最優秀賞を受賞した。今大会のテーマは「国際連合の新事務総長の顧問になりきり、諸問題の解決にあたって新事務総長に任期最初の助言をする」というもの。
コンテストにはベトナム全国から117万1328通の応募があり、ビーさんの手紙は難民問題の解決について鋭い考察力で具体的なプロジェクトを提示しながら、青少年らしさも持ち合わせた点が評価された。
手紙には、難民ボートの転覆事故で溺死しトルコの浜辺に打ち上げられたシリア難民のアイラン・クルディ君の写真に衝撃を受けたエジプトの大富豪ナギーブ・サウィリス氏が、難民の避難場所として地中海の島を買うと申し出たニュースからアイディアを得たというプロジェクトについて書かれている。
具体的には、サウィリス氏が島を購入する島を「クルディ」と名付けて難民を受け入れること、住宅や学校、病院などの建設や、食糧確保、雇用創出に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も同意を示しており協議を進めていくとしている。
この島で難民を受け入れれば、欧州や米国のように難民を受け入れたことで治安が悪化したと非難されたり、難民の入国を禁止したからといって非道だとみなされたりすることはなくなるだろう、また難民の受け入れを懸念する国は島を売却し自治権を与えればよい、といった、世界各国で取り沙汰されている難民問題についても言及している。
さらに、株主としてこの島への投資も可能で、島が機能するようになれば長期的な利益が見込めるといい、サウィリス氏が世界の長者番付で557位であることに対比して、1位の米国マイクロソフトCEOのビル・ゲイツ氏、2位の米国バークシャー・ハサウェイCEOのウォーレン・バフェット氏、3位米国アマゾン・ドットコムCEOのジェフ・ベゾス氏などを出資者候補に挙げている。
ビーさんの手紙はコンテスト実行委員会によりフランス語と英語に翻訳され、スイスで開催される世界手紙コンテストに応募される。
・ 第51回世界手紙コンテスト国内大会、ハノイの中学生が1等賞 (2022/05/13)
・ UPU世界手紙コンテスト50周年記念切手を発行 (2021/10/11)
・ 第49回世界手紙コンテスト国内大会、フエの女子中学生が最優秀賞 (2020/06/30)
・ 第47回世界手紙コンテスト、ベトナム人女子中学生が3位入賞 (2018/10/15)
・ 第47回世界手紙コンテスト国内大会、ハイズオン省の女子中学生が最優秀賞 (2018/05/24)
・ 第45回世界手紙コンテスト、ベトナム人女子中学生が最優秀賞 (2016/09/28)
・ 森林保護を訴える手紙がコンクールで最優秀賞 (2011/04/27)
・ 労働安全訴える手紙がコンクールで最優秀賞 (2009/05/24)

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