![]() (C) vnexpress ![]() |
ホーチミン市公共交通管理センターが外部業者から借用している同市ビンチャイン郡の倉庫で2日午後10時ごろ、火災が発生した。この倉庫では市バスの資料を保管していた。
通報を受けて現場に駆けつけた消防隊が消火活動にあたり、約30分後に鎮火した。人的被害はなかったが、この火災により倉庫の面積1000m2のうち約240m2が焼けた。
これに先立ち、市バスについてはバス利用者への補助金に関する不正があったとして、市バスの活動の検査を促す意見が地元メディアで多くあがっていた。
こうした状況の中で市バスの資料を収めた倉庫で夜間に火災が発生したため、何者かが証拠を隠滅する目的で資料に放火したのではないかとの疑惑が浮上している。
焼けてしまった資料について同センターの責任者は、市バスの活動に関する主な資料はコンピュータで保管しているため、検査への影響は限定的なものだと主張している。
この火災をめぐって、ホーチミン市警察はビンチャイン郡当局と協力して捜査を進めている。