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世界銀行(WB)は22日に発表した「沿岸地域の災害抵抗力の強化」に関するレポートで、「ベトナムの沿岸地域は自然災害の被害を受けやすいが、リスク管理対策が十分ではない。災害抵抗力の強化戦略を構築をしなければ、次の10年で数十億USD(10億USD=約1050億円)を自然災害によって失う恐れがある」と指摘した。
レポートによると、沿岸地域の住民1200万人が台風や洪水の影響を受けやすい地域で暮らしている。35%の住宅は、浸食が進む海岸地域にある。毎年平均で、国内総生産(GDP)の0.5%に相当する8億5200万USD(約894億円)と31万6000人の雇用が、洪水の影響を受けている。
世銀はベトナムのリスク管理プログラムについて、過去10年で進展があったものの、インフラの建設基準や安全基準に関する規則の実行が効果を上げていないとし、例として海岸堤防の3分の2が安全基準を満たしていないことを挙げている。
レポートは、緊急に展開すべきアクションプランとして、◇自然災害に関するデータベースの構築、◇地域別計画におけるリスク要因の検討、◇インフラの災害抵抗力の強化、◇自然災害対応能力の向上など5項目を提示している。
・ 20年の自然災害、被害額1690億円 死者・行方不明者357人 (2020/12/29)
・ 豪雨・台風被害の中部5省に22.6億円の緊急援助、首相決定 (2020/10/27)
・ 中部の豪雨被害が拡大、102人死亡・26人行方不明 (2020/10/20)
・ 北中部上陸の台風5号、6人死亡・112人負傷 フエで甚大な被害 (2020/09/22)
・ 台風2号上陸、2人死亡 ダクラク省で大きな被害 (2020/08/04)
・ 2018年の自然災害、死者218人・被害総額970億円 (2019/01/08)

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