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新型コロナ国産ワクチン、第1期臨床試験が最終段階に突入

2021/01/13 05:14 JST配信
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 ナノゲン社(Nanogen)が開発中の新型コロナウイルスワクチン「ナノコバックス(Nanocovax)」の第1期臨床試験について、国防省傘下の軍医学院は12日、75mcgのワクチン接種を開始した。

 75mcgのワクチン接種はグループ3のボランティア20人を対象に実施する。同日はまず3人に接種した。接種後、3人は用意された部屋で72時間の健康観察を受ける。残る17人は後日接種を受ける見通し。

 グループ1(20人)は2020年12月17日から22日にかけて25mcgのワクチン接種を、グループ2(20人)は2020年12月26日から30日にかけて50mcgのワクチン接種をそれぞれ受けた。

 ボランティアの一部は接種を受けた後に注射部位に痛みを感じたり、軽い発熱の症状が出たりしたが、いずれも24時間後には治まり、健康状態も良好で現在は自宅で経過観察中だ。

 28日の間隔をおいて2回目を接種し、最も効果が高い摂取量を探る流れとなる。第1期臨床試験は1か月半後に終了する見通し。

 軍医学院は第2期臨床試験のボランティアを募集中で、計400~600人を募る予定。これまでに多くの申し込みがあったが、健康診断で条件を満たしたのは半分程度に留まっている。

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