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ティエンザン省:ミルク毒物混入事件、14歳少年を父殺害容疑で逮捕

2023/10/23 16:55 JST配信
(C)tuoitre
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南部メコンデルタ地方ティエンザン省警察は20日夜、同省カイベー郡ホアフン村(xa Hoa Hung, huyen Cai Be)で10月中旬に発生したミルク毒物混入死亡事件で、14歳の少年を容疑者として逮捕したと明らかにした。

 毒物混入による殺人の疑いで逮捕されたのは、同郡在住の14歳の少年P・M・Q。警察は現在、容疑者の取り調べを進めており、同事件を殺人事件として立件し、起訴することを決めた。

 警察の調べによると、10月14日午前6時ごろ、同村在住のP・T・Pさん(女性・83歳)が息子のP・V・Yさん(男性・45歳)がベッドの上で死んでいるのを発見。当初は病死だと思ったため、当局に通報することなく、そのまま埋葬を手配した。

 同日午後10時頃、Pさんの娘が牛乳パックからミルク(100ml)を入れてPさんに与えると、約5分後、胸の圧迫や呼吸困難、嘔吐などの症状を発症し、病院に搬送される途中で死亡した。家族はPさんも病死だと思ったため、このときも警察に通報しなかった。

 10月15日午前4時頃、亡くなったYさんの兄P・M・Tさん(男性・55歳)が葬儀の手伝いに訪れて、ここで牛乳パックからミルク(150ml)を入れた。3分の1くらいまで飲んだところ、頭痛やめまい、吐き気の症状が現れ、病院に緊急搬送された。Tさんは内臓に重度の損傷を負った状態でホーチミン市のチョーライ病院に転送され、人工呼吸器と血液透析での治療を受けた。

 家族は、相次ぐ不審死と体調不良の発生を受けて、ようやく地元警察に通報。PさんとTさんについては、同じ牛乳パックのミルクを飲んだことが確認された。幸いTさんは一命をとりとめて退院済み。

 事件発生の通報を受けたティエンザン省警察は、現場検証と被害者の遺体の解剖を行うよう関連機関に指示。現場から採取されたサンプルの調査結果や集まった証拠により、この一連の毒殺事件の容疑者をYさんの息子のQと特定した。

 Qによると、6歳のときに両親が別居。母親と子供2人はカイベー郡ミールオン村(xa My Luong)にある母方の祖父母のもとで暮らしてきた。2021年には学校をやめて、母親とともに同省にある叔母の果樹園で働き始めた。この2~3年、夜は父親と祖母の家で寝るようなっていた。父親のYさんは、よく酒を飲み、何度もお酒をやめるように頼んだが、その度に叱られたので殺意を持った。

 今年8月頃、Qは近所に住むN・P・Dさん(男性・39歳)と知り合った。この人物は犬を殺す毒を持っており、Qは10月13日にDさんを訪ねて、薬を分けてもらうよう依頼。同日午後22時頃、父親がよく飲んでいる牛乳パックに薬を混入した。翌朝、いつも通り仕事に向かったところ、父親が死んだとの知らせを聞いたという。

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