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- ベトナムなど東南アジア3か国の学生対象
- 台湾の政府、企業、大学の三者が連携
- 双方の半導体産業の人材確保に貢献
台湾当局は、ベトナム人、インドネシア人、フィリピン人の東南アジア3か国の学生を対象に、半導体や科学技術の教育訓練に重点を置く国際産業人材育成のための特別プログラム(INTENSE)を発表した。
同プログラムは、台湾の政府、企業、大学の三者が連携して展開するもの。
同プログラムでは、航空券や授業料などを台湾側が負担する。企業は学生に月額1万TWD(約4万7000円)を支給し、大学は企業からの発注に応じて教育訓練を行う。
教育訓練期間は2年間。学生は卒業後、支援を受けた台湾企業で最低2年間働くことになる。2年間を終えた後は、台湾での就労を続けるか、ベトナムに帰国するかを選択することができる。
世界トップの半導体の生産拠点である台湾は、完全なサプライチェーンを確保しており、世界のチップの65%、高度なチップの92%を生産している。一方、ベトナムも半導体産業の促進に注力していることから、同プログラムは双方の半導体産業の人材確保に貢献するものと期待される。
なお、台湾側は2024年、計2000~2500人のベトナム人学生を受け入れる予定。第1弾として、合わせて約100人のベトナム人学生の受け入れを決定した。
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