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- 両国関係を包括的に強化する方針で一致
- ハラール産業分野での経験の共有
- 海洋分野を優先協力事項と位置付け
ルオン・クオン国家主席は1日、国家主席の招きによりベトナムを公式訪問したブルネイのハサナル・ボルキア国王と会談した。双方は、両国関係を包括的に強化する方針で一致した。
双方は、首脳級を含む各レベルの交流や対話を強化し、国家・政府・国会および国民間の関係を深め、政治的信頼と相互理解を高める方針を確認した。また、ベトナム・ブルネイ包括的パートナーシップ行動計画(2023~2027年)の着実な実施と、両国間協力委員会の効果的な運用を継続することで合意した。
双方は、両国間の経済協力には大きな拡大の余地があるとの共通認識を示し、両国間の貿易額を倍増させることで一致した。
ベトナム側は、ブルネイ企業による国際金融センター、インフラ、エネルギー、観光、サービスのプロジェクトへの投資参加を歓迎するとした。一方、ブルネイ側は、ハラール産業分野での経験の共有や認証の相互承認の検討に同意するとともに、ベトナムでのハラール食品・製品開発プロジェクトを推進する方針を示した。
双方は、石油・ガス分野においても、ベトナム企業によるブルネイ向けのサービスの提供や探査活動への参加の支援の継続、またブルネイ企業によるベトナムでの探査・採掘活動の促進で一致した。
国防・安全保障面では、地域情勢の不確実性を踏まえ、組織犯罪、麻薬、人身売買、違法移民、テロ、サイバー犯罪、資金洗浄の防止に関する協力を強化する意向を確認した。
双方は、海洋分野を優先協力事項と位置付け、水産協力に関する覚書と、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)の情報共有ホットラインに関する覚書の締結を歓迎した。
南シナ海問題について、双方は、平和・安定・安全・航行および上空飛行の自由を維持し、武力行使や威嚇をせず、国連海洋法条約(UNCLOS)をはじめとする国際法に従い、平和的手段で問題を解決することの必要性を主張した。
なお、国王は、11月30日から12月2日までベトナムに滞在した。滞在中は、トー・ラム書記長、ファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長とも会見し、協力を包括的に促進した。
・ チン首相、ブルネイのボルキア国王と会談 包括的パートナーシップを促進 (2023/02/14)

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