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- 計画より早く工事完了、投資総額も削減
- 24年9月に台風ヤギで崩落、8人犠牲
- 事故直後に浮桟橋仮設、人々の通行支える
ファム・ミン・チン首相はこのほど、北部地方フート省の国道32C号線の一部である新フォンチャウ(Phong Chau)橋の開通式に出席した。
工事は当初計画より3か月早く完了し、投資総額も予定の6350億VND(約35億7000万円)のうち1960億VND(約11億円)を削減した。
旧フォンチャウ橋は、2024年9月にベトナム北部を襲った台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の影響で崩落し、8人が犠牲となったほか、交通が途絶した。国防省は事故直後に浮桟橋を仮設し、この1年間、1日平均約1万5000人の通行を支えてきた。
新しい橋の建設は、建設省傘下のタンロンプロジェクト管理委員会が投資主を務め、国防省傘下のチュオンソン建設総公社(第12兵団)が施工を担当した。
削減した資金は、新しい橋と周辺道路を結ぶ約5kmの連絡道路の整備に充当される予定で、投資総額は1500億VND(約8億4000万円)となり、2025年から2027年にかけて展開される見通しだ。
首相は式典で、新フォンチャウ橋は交通の確保にとどまらず、経済・社会・国防において重要な役割を果たし、党・政府・国民・軍隊を結び付ける象徴的な存在になると強調した。