![]() (C) ducgiangchem |
半導体原料の黄リンで世界需要の3割分を生産するドゥックザン化学[DGC](Duc Giang Chemicals Group)は、同社の社長や副社長を含む幹部3人が新たに立件されたことを明らかにした。
社長ら3人を追加立件
新たに立件されたのは、◇ルウ・バック・ダット社長、◇フン・チョン・トゥー副社長、◇グエン・クオック・チュン取締役の3人だ。このうち、ダット容疑者とトゥー容疑者は環境汚染の容疑で、チュン容疑者は資源の調査・探査・開発に関する規定違反の容疑に問われている。
業績の落ち込みと組織再編
相次ぐ経営陣の不祥事は、DGCの業績にも影を落としている。2026年4~6月期連結決算では、売上高が前年同期比▲16.5%減の2兆4154億VND(約150億円)、税引後利益が同▲50.5%減の4408億VND(約27億円)へと落ち込んだ。1~6月期の累計では、税引後利益は同▲49.6%減の8708億VND(約54億円)にとどまった。
減収に加え、硫黄、電力、コークスといった原材料価格の高騰が利益を圧迫した。さらに、捜査の一環で第25採掘場が操業停止となり、黄リン製造のための原料を外部からの調達に頼らざるを得ず、コストが上昇したことも要因となっている。
DGCは8月に開催予定の年次株主総会で、2026年通年の売上高を10兆1000億VND(約620億円)、税引後利益を1兆6000億VND(約99億円)とする計画や、額面比30%の配当案を諮る。また、経営体制の立て直しに向けて、法定代表者を3人から社長1人に変更する案も提出する。
DGC株は、監査済みの2025年財務諸表の提出遅れにより、5月26日からホーチミン証券取引所(HSX)で取引制限銘柄となっている。
これまでの事件の経緯
同社を巡っては今年3月、公安省傘下の密輸経済汚職犯罪捜査警察局(C03)が、ダオ・フウ・フエン会長やその息子であるダオ・フウ・ズイ・アイン副会長(元社長)らを含む関係者を立件・逮捕していた。
西北部地方ラオカイ省タンロン村(xa Tang Loong、旧バオタン郡)のタンロン工業団地への廃棄物の不法投棄による環境汚染や、アパタイト鉱石の違法採掘、さらに収益を隠蔽(いんぺい)して国に税収損失を与えた会計規則違反の容疑などが認定されており、今回の3人を含めてこれまでに計14人が立件されている。

から



)
)
)
)
)
)

)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)











