ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

台湾の新移民文学賞を受賞したベトナム人女性

2008/01/20 08:46 JST配信

 ビー・ティ・トゥエットは、高雄(台湾)の港町でもう5年以上病人の世話係りとして働いている。彼女は今年39歳、ベトナム移民について書いた小説『海辺の会話』で台湾・新国境基金の主催する「新移民」文学賞を受賞した。

 毎日入院患者を連れて海辺へ散歩に出ると、彼女はたくさんのベトナム人と出会う。小説の主人公ガーもそんな一人だ。物語の中でガーは夫に向かい、自分か、それとも前妻との間にできた子どもたちか、どちらかを選んでほしいと要求する。

 「波は次第に高くなっていた。ガーは私の方に駆け寄ってきてこう言った。『あの子たちはいつも私を見下しているの。ベトナム人の何が悪いっていうの? 私はあの子たちの母親になんてなりたくないし、あの子たちも嫌に決まってる』。私は答えた。『でも、父親が子どもから離れなければならないなんて不自然よ』」

 この賞のことを知ったのは偶然だった。病院で仕事をしていた時、ラジオから流れるお知らせを耳にした。それから1週間で小説をベトナム語で書き上げ、中国語に訳してもらった。小説は台湾人と結婚したガーのたどった運命を、ガーと「私」との会話を通して描きだす。作品を通して、家族から遠く離れた作者トゥエット自身の思いもつづったという。

 小説の最後は家族の誰もが満足して終わる。子どもたちは祖母のもとで暮らし、ガー夫婦は新しい生活を始める。「今の2人はとても幸せそうよ。私はとてもうれしいし、波の穏やかな海のような状態がずっと続くことを願っています」

 「新移民」というのは結婚を通じて台湾籍を得た人たちのことを言う。そのほとんどが中国や東南アジア諸国からきた女性だ。以前は「外国人花嫁」と呼ばれていたが、女性団体の反対により呼び名が改められた。

 コンテストの審査員を務めるホアン・オアインさんは2年前にこの賞を受賞した。彼女いわく、新移民の女性たちはコンテストを通じて自分の気持ちを表現することができるのだという。「彼女たちの生活は楽ではありません。周りの人たちから尊重されないことも多いからです。この賞は台湾の人たちに新移民の気持ちを理解してもらうのにとても役立っています」

[Thien Phong online, 31/12/2007, 14:17].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
サン・フーコック航空、ハノイ~香港線就航へ フーコック線増便も (4:32)

 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)は、9月30日にハノイ市と香港を結ぶ新路線を開設する。 ...

ユニクロ、タインホア省とクアンニン省に初出店へ 秋冬オープン (4:14)

 カジュアルブランド「ユニクロ(UNIQLO)」のベトナム現地法人ユニクロ・ベトナム(UNIQLO Vietnam)は、2026年秋冬に北中部地方タインホア省で初の店舗をオープンすると発表した。また、同時期に東北部地方クアン...

26年6月の対日貿易、輸出額はASEAN最大 輸出入ともに3割増 (3:44)

 日本の財務省が発表した2026年6月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は、前年同月比+30.6%増の1933億6500万円の黒字となった。輸出入ともに前年同月から3割以上増加しており、両国間の貿易が引...

クアンガイ省に息づく2000年の伝統、岩場で作る幻の塩 (19日)

 南中部地方クアンガイ省ゴーコー村の岩場では、製塩を行う住民が、天日にさらした海水を岩のくぼみに少しずつ注ぎ、塩を結晶化させている。こうして作られた塩は、観光客へのお土産として提供されている。 ...

ホーチミン:ロボット・自動化技術の国際展示会、7月30日から (2:43)

 ホーチミン市で7月30日(木)から8月1日(土)まで、ロボット・自動化技術の国際展示会「ベトナム国際ロボット・スマートファクトリー展示会(ROBOTEX 2026)」が開催される。  同展示会では、◇産業用ロボット、◇...

ベトナム航空、セブパシフィック航空から機材リース 国内線に投入 (22日)

 全日本空輸(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は7月15日から9月7日までの期間、フィリピンの格安航空会社(LCC)であるセブパシフ

アンザン省党委書記、内相代行に転任 (22日)

 レ・ミン・フン首相は21日、政府庁舎で幹部人事に関する首相決定の発表式を主宰した。式典では、グエン・ティエン・ハイ氏の内相代行への就任が発表された。  7月20日付けの首相決定により、南部メコンデル...

帝国繊維、ベトナム公安省から消防服など1.5万セットを受注 (22日)

 防災事業や繊維事業などを手掛ける帝国繊維株式会社(東京都中央区)は、ベトナム公安省消防・救難救助警察局(C07)が実施した政府調達案件において、消防服などの個人防護装備品約1万5000セットを受注した。 ...

鴻池運輸のベトナム子会社、タイニン省で新倉庫の稼働開始 (22日)

 鴻池運輸株式会社(大阪府大阪市)のグループ会社であるアンファAG(Anpha-AG、南部地方タイニン省)は、タイニン省(旧ロンアン省)のロンハウ工業団地の既存倉庫に隣接する敷地内に常温・冷蔵倉庫を新設し、16日に...

ベトラベル航空、資本金を+73%増資 事業許可書を再取得 (22日)

 地場航空会社のベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)はこのほど、資本金を従来比+73%増の2兆2500億VND(約139億円)に増資したことに伴い、建設省から航空運送事業許可書を再取得した。  同社の株...

イオンモール、ダナン2号店「ホアスアン」出店へ (22日)

 イオンモール株式会社(千葉県千葉市)は、南中部地方ダナン市ホアスアン街区(phuong Hoa Xuan)に、「イオンモール」の同市2号店となる「イオンモール・ダナン・ホアスアン(AEON MALL Da Nang Hoa Xuan)」(仮称)...

国家データ戦略刷新、45年までにデータ・AI世界トップ30入りへ (22日)

 ホー・クオック・ズン副首相は、2026~2030年期の国家データ戦略および2045年までのビジョンを承認する首相決定第1308号/QD-TTgに代行で署名した。  新決定は、2024年に公布された2030年までの国家データ戦...

ベトテル子会社、米クアルコムの6G早期アクセスに世界初参加 (22日)

 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社であるベトテルハイテク産業総公社(Viettel High Technology Industries=VHT)はこのほど、米クアルコム(Qualcomm)と第6世代移動通信シス...

ベトナム海軍、ミサイルフリゲート艦が広州到着 海軍交流で訪中 (22日)

 ベトナム海軍第4地域海軍第162旅団所属のミサイルフリゲート艦「HQ-015チャンフンダオ(Tran Hung Dao)」が20日午後、中国・広東省広州市の新洲軍港に到着した。  この訪問は、両国の軍事関係および海軍間の...

ザライ省に初のAIコーヒー研究所を設立へ、投資総額20億円 (22日)

 南中部地方ザライ省人民委員会は、同省初となる人工知能(AI)を活用したコーヒーの研究開発施設「AIコーヒー研究開発・ザライ研究所」プロジェクトの投資方針を承認した。  プロジェクトの投資総額は3260億V...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved