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キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親しまれ、電話がつながらなかったときに流れる「おかけになった電話は…(Thue bao quy khach vua goi...)」という音声案内でも広く知られている。
1980年代から2000年代にかけて、数百万人のベトナム人視聴者にとって、ティエンさんの落ち着いた、明瞭で標準的な声は、VTVの19時のニュース番組の象徴だった。
ティエンさんは、国営テレビ局のニュース番組で最も長く活躍したアナウンサーであり、さまざまな番組やドラマでも世代を超えて愛された「国民的声」の主でもある。彼女はベトナム政府から「優秀アーティスト(NSUT)」の称号を授与されている。
1948年生まれのティエンさんは、VTVの初期に活躍した女性アナウンサーの1人だ。テレビの黎明期から30年以上にわたり、時事ニュースと共に歩んできた。
ティエンさんの出発点はバレエダンサーであり、かつては舞台芸術の道を志していたことを知る人はほとんどいない。しかし、彼女は、縁があって放送業界という困難な道へと進むことになった。
1970年、ティエンさんはベトナムの声放送局(VOV)のアナウンサー試験を受けるも不合格だった。翌年、ラジオ・テレビ部門に挑戦するも再び不合格。しかし1973年、努力の末に中央テレビ局の文芸部門に採用され、2年後に時事報道部門へ異動し、キム・ティエンという名前が広く知られるようになった。
ティエンさんは、明るく舞台映えする容姿と、温かく表現力豊かな声で、たちまち人気アナウンサーになった。ニュース番組だけでなく、ドラマのナレーションでも名を馳せ、中でも1986年放送の中国ドラマ「西遊記」のベトナム語吹き替え版は、今でも多くの視聴者の記憶に残っている。

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